「食べるのが遅い人」は損をしているのか? 2026年、タイパ至上主義の裏で起きている「遅食」再評価の全貌

「食べるのが遅い人」は損をしているのか? 2026年、タイパ至上主義の裏で起きている「遅食」再評価の全貌の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

医学的なアプローチからも、時間をかけた食事のメリットが続々と裏付けられている。人間の満腹中枢が「お腹がいっぱいだ」と信号を発するまでには、食べ始めてから約15分から20分かかるとされる。

早食いの人は、満腹信号が出される前に必要以上のカロリーを摂取してしまうリスクが高い。一方で、咀嚼回数が多く時間がかかる人は、自然と適量で満腹感を得ることができる。さらに、良く噛むことで「GLP-1」や「PYY」といった食欲を抑える善玉ホルモンの分泌が促されるほか、食後の代謝熱(食事誘発性熱産生)が高まることも分かってきた。つまり、ゆっくり食べる習慣そのものが、肥満防止や代謝アップの強力な味方になっているのだ。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。