広島市中区の中古マンション高騰の真相!2026年相場と狙い目エリア
「中区なら築30年超の物件を安く買ってフルリノベーションすればコスパ最強」という言説がネット上で定着していますが、これには重大な盲点が存在します。
第一の誤解は、リノベーション費用そのものの高騰です。資材価格と人件費の上昇により、2026年現在のフルスケルトンリノベーションは平米あたり15万〜20万円、70㎡で1,000万〜1,400万円規模の投資が必要となります。物件価格が2,000万円で収まっても、総額では3,500万円に達し、同条件の築浅物件と大差ない総額になるケースが後を絶ちません。
第二の盲点は、専有部分では解決できない共用部のインフラ寿命です。昭和50年代から平成初期に建てられたマンションの中には、給排水管の縦管(共用配管)が更新されておらず、専有部分を美装化しても赤水や漏水リスクを抱えたままの物件が散見されます。
さらに、広島市中区特有の地理的制約として、太田川水系のデルタ地帯に位置することによる水害リスクが挙げられます。広島市洪水ハザードマップ上、高潮や太田川氾濫時に1〜3m未満の浸水想定区域に指定されているエリアも多く、1階・2階住戸の購入や地下受変電設備を持つ物件の選定には細心の注意が必要です。