旭琉会最高幹部・糸数真の追走 警察の厳戒態勢と沖縄裏社会の真相
沖縄の暴力団史を語る上で、元会長・富永清の存在を外すことはできない。分裂状態にあった全沖縄琉球薬物壊滅協議会や旧旭琉会、沖縄旭琉会を一本化し、一本化された「旭琉会」としての統一組織を形作った功績は大きい。
本土の広域組織からの侵食を防ぎ、沖縄県という独自の地理的・文化的背景を守る形で形成された防波堤。それが当時の組織のレゾンデートルであった。しかし、その強大なリーダーシップが去った後、組織内には微妙な歪みが生じることとなった。
かつての流血戦を知る世代から、新しいシノギの形を模索する世代への交代。勢力図はかつてのような単純な派閥争いではなく、実利と法規避退を優先する複雑なネットワークへと姿を変えている。