親が亡くなった時の手続き完全ガイド|臨終直後から相続・口座凍結まで
親が他界した混乱の最中、良かれと思って行った行動が取り返しのつかない事態を招くことがあります。親が亡くなった時やってはいけないこととして、特に以下の4点は絶対に避けなければなりません。
第一に、「他の相続人に無断で故人の銀行口座から現金を全額引き出すこと」です。葬儀費用などの必要経費であっても、領収書のない引き出しや私的流用は、後の遺産分割において深刻な親族間トラブルに発展します。
第二に、「自宅で見つかった自筆証書遺言をその場で勝手に開封すること」です。公正証書遺言や法務局保管制度を利用した遺言を除き、自筆の遺言書は家庭裁判所での「検認」手続きを経る法律上の義務があります。勝手に開封すると5万円以下の過料が科されるだけでなく、偽造・変造を疑われるリスクが生じます。
第三に、「形見分けと称して高価な遺品を独断で処分・分配すること」です。遺産を勝手に処分・売却すると「相続することを単純承認した」とみなされ、万が一後から多額の借金が発覚した場合でも相続放棄の権利を失う危険性があります。
第四に、「故人のクレジットカードや電子マネーを遺族が使い続けること」です。名義人が死亡した時点でカード契約は無効となり、使用を続けた場合は詐欺罪に問われる恐れがあります。