竜田揚げとは?唐揚げとの違いや名前の由来・百人一首の謎を徹底解説
竜田揚げの歴史を語る上で欠かせないのが、昭和の学校給食を象徴する「くじらの竜田揚げ」です。
戦後の食糧難の時代、安価で高タンパクな鯨肉は国民の貴重な栄養源でした。しかし、当時の鯨肉には独特の血生臭さや硬さがありました。そこで重宝されたのが竜田揚げの調理法です。生姜と醤油でしっかり下味をつけて臭みをマスキングし、片栗粉で旨味を閉じ込めて揚げることで、子どもたちに大人気の給食メニューへと昇華しました。当時を過ごした世代にとって、竜田揚げは郷愁を呼び覚ます特別な味覚となっています。
現代のポップカルチャーに目を向けると、日本マクドナルドの看板商品「チキンタツタ」が広く知られています。一般的なフライドチキンバーガーと異なり、チキンパティに生姜醤油の下味をつけ、竜田揚げ風のサクサクしたクリスピーな衣をまとわせているのが特徴です。ふんわりとした専用バンズとクリーミーな辛口ソースを合わせることで、和洋折衷のファストフードとして長年圧倒的な支持を獲得しています。