栗林忠道の真実と最期|硫黄島を指揮した知米派名将の全貌
戦後、栗林忠道の遺族と血脈はどのように受け継がれたのでしょうか。現在、栗林忠道の直系子孫として広く知られているのが、日本の政界で要職を歴任している新藤義孝(しんどう よしたか)衆議院議員です。
栗林忠道と妻・藤枝の間には、1男2女(長男・太郎、長女・洋子、次女・たか子)がいました。このうち次女のたか子さんが新藤家に嫁ぎ、その次男として生まれたのが新藤義孝氏です。すなわち、新藤義孝氏は「栗林忠道の外孫(孫)」にあたります。
新藤氏は総務大臣や内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)などを歴任する一方、超党派の「硫黄島問題懇話会」の事務局長や会長代行を務め、祖父をはじめとする戦没者の遺骨収集事業に長年心血を注いできました。
硫黄島には未だ約1万柱を超える日本兵の遺骨が残されており、自衛隊と米軍の管理下にある特殊な島であることから、民間人の自由な立ち入りは制限されています。祖父・栗林忠道が命を懸けて守ろうとした日本の平和と、取り残された英霊たちの帰還事業は、現在も孫の世代によって引き継がれています。