産経新聞が巨額赤字に転落?部数減と事業再編の舞台裏を独自追跡

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経営基盤の立て直しに向け、水面下では極めてドラスティックな構造改革が進められている。全国に配置されていた自社印刷工場の売却や閉鎖、同業他社への印刷委託の拡大はその筆頭だ。自前主義を捨ててライバル紙と印刷網を共同利用する決断は、かつての新聞業界では考えられなかった苦渋の選択といえる。

さらに、同社は不動産などの資産売却を急ぐとともに、早期退職者の募集を通じた大幅な員数削減を断行。本業である産経新聞の発行体制そのものをコンパクト化し、デジタルシフトへのリソース配分を力技で進めている。しかし、これらの事業再編策はあくまで「生き残りのための延命措置」に過ぎず、新しい収益源の創出という根本的な課題に対する明確な回答には至っていない。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。