華やかなKカルチャーの陰で追いつめられる韓国経済と社会の歪み
韓国経済の力強さを長年支えてきた柱といえば、文句なしにエレクトロニクス巨人である。なかでも三星電子をはじめとする巨大財閥企業が果たす役割は圧倒的であり、国家全体の輸出実績を牽引し続けてきた。
しかし、米中対立の長期化やグローバルサプライチェーンの再編に伴い、半導体産業が抱える一本足打法の脆弱性が露出している。先端技術をめぐる世界的競争が激化するなか、特定のハイテク分野や海外市場に偏重した産業構造は、わずかな市況の変動で国全体の財政が大きく揺らぐリスクを孕む。メガ企業の失速がそのまま国家経済の足踏みを引き起こす局面が、今まさに目撃されている。