江口のりこが裸で挑んだ真相とは?主演作『月とチェリー』と女優魂
江口のりこの初期キャリアを語る上で欠かせない代表作が、2004年に公開された映画『月とチェリー』です。のちに『百万円と苦虫女』や『マイ・ブロークン・マリコ』などを手掛ける名匠・タナダユキ監督の長編商業映画デビュー作であり、江口にとっても長編映画初主演作となりました。
作中で江口が演じたのは、大学の官能小説サークルに所属する女子大生・真野千夏。後輩男子を翻弄しながら官能小説の取材と称して際どい関係を結んでいくという難役で、劇中では生々しくもユーモラスな濡れ場が連続して描かれました。
この作品で見せた江口のりこのヌードや性描写は、いやらしさを超えた圧倒的な生活感と人間味を帯びていました。気取らない肉体美と乾いた空気感、そしてどこか孤独を抱えた女性の心情をスクリーンに焼き付けたことで、第14回日本映画プロフェッショナル大賞で新人奨励賞を受賞するなど、映画関係者の間でその演技力と存在感が一気に知れ渡る契機となったのです。