シクラメンの育て方完全ガイド|すぐ枯れる原因と冬越し・夏越しの秘訣

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プロの生産農家が出荷するシクラメンが中央に美しく花を集めているのは、単なる自然現象ではなく葉組み(はぐみ)と呼ばれる技術の賜物です。家庭で育てていると、葉が中央に密集して新芽に光が届かなくなり、花芽が黄色くなって咲かずに落ちてしまう現象が頻発します。

葉組みのやり方は非常にシンプルです。月に1〜2回、株の中央に生い茂っている大きな葉を外側へ優しく引っ張り、外側の葉の下へくぐらせて固定します。逆に、株の内側から顔を出している小さな花芽を指先で中央へ集めます。これにより、球根の頭頂部に日光が直接届き、植物ホルモンの活性化によって次々と新しい花芽が分化します。作業は葉の水分が減ってしなやかになっている晴天の午後に行うと、茎を折るリスクを大幅に減らせます。

肥料の与え方にも明確な基準があります。シクラメンは開花期間が11月から翌年4月頃までと長いため、持続的な栄養補給が欠かせません。開花中は、チッ素・リン酸・カリのバランスが均等な液体肥料(N-P-K=6-10-5など、リン酸がやや多めのもの)を1,000〜2,000倍に薄めて週に1回与えるか、2ヶ月に1回の緩効性固形肥料を規定量施します。ただし、チッ素過多になると葉ばかりが茂り花が咲かなくなるため、葉色が濃すぎる場合は液肥を控えめに調整します。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。