長引く首のしこり…菊池病とは?微熱の真相と悪性リンパ腫との決定的な違い
Q1:菊池病は周囲の家族や職場の人にうつる病気ですか?
A1:一切うつりません。菊池病は感染症そのものではなく、ウイルス感染などを契機とした自身の過剰な免疫応答(アレルギー・自己免疫類似の反応)によって生じるため、飛沫感染や接触感染の心配はなく、出勤停止や隔離の必要はありません。
Q2:首のしこりは治った後、完全に消えるまでどれくらいかかりますか?
A2:発熱や痛みなどの急性期症状は1〜2ヶ月程度で治まりますが、リンパ節の腫れが完全に触れなくなるまでには3ヶ月から半年程度かかる場合があります。組織の修復に伴い徐々に小さくなっていれば過度な心配はいりません。
Q3:血液検査やエコー検査だけで100%菊池病と確定できますか?
A3:血液検査や超音波検査は「菊池病を強く疑う」ための有力な指標となりますが、100%の確定診断には至りません。悪性リンパ腫や結核性リンパ節炎を完全に除外して確定診断を下すためには、腫れているリンパ節を一部または全部摘出して顕微鏡で調べる「リンパ節生検(病理組織診断)」が唯一の決定打となります。
Q4:完治した後に再び発症する(再発する)ことはありますか?
A4:再発率は約3〜5%と決して高くはありませんが、数年後に同様の症状で再発する症例が存在します。また、菊池病を発症した方の体質として、後にSLE(全身性エリテマトーデス)などの自己免疫疾患を発症するリスクがわずかにあるため、治癒後も首のしこりや微熱、関節痛が再燃した場合は速やかに専門医を受診してください。