ジョジョ7部のスタンドはなぜ異質か?発現の謎と最強能力を徹底解説

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第7部の黒幕であるファニー・ヴァレンタイン大統領の「D4C(Dirty Deeds Done Dirt Cheap)」は、歴代ラスボスの中でも屈指の理不尽さと難解さを誇るスタンドです。その基本能力は、「物と物の間に挟まれる」ことで無数の並行世界(隣の次元)を自由に行き来できるというもの。

並行世界から連れてこられた同一人物同士が接触すると、空間の修復作用(メンガーのスポンジ現象)により対消滅して爆発四散するという凶悪なルールが存在します。唯一、本体である大統領だけはこの対消滅の例外であり、傷を負っても別の次元の大統領に記憶とスタンドを引き継がせることで、実質的に無限の残機を持ちます。

さらに物語終盤、ルーシー・スティールを依代として出現した「遺体の完全体」が生み出した空間の裂け目「ラブトレイン」は大統領を無敵の存在へと押し上げました。この光の隙間に大統領がいる限り、撃ち込まれた銃弾や斬撃などの「害悪」は即座に地球上のどこか別の場所へと中継され、無関係な他人がその被害を被ります。「吉事(幸運)だけが大統領に集まり、凶事(不運)は世界へ押し付ける」という、まさに国家の繁栄を他国の犠牲の上に築く帝国主義のメタファーとも言える能力設計でした。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

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