もうダサ見えしない!カーキ色ズボンを洗練させる最旬着こなし
ミリタリーファッションの歴史を紐解けば、カーキのパンツは常に実用と美学の交差点にあった。19世紀半ばの英印軍が白い制服を泥や紅茶で染め上げたのが起源とされ、それが米軍に波及して現在のチノ・パンツの原型が完成した経緯がある。
映画『大脱走』でスティーブ・マックイーンが見せた無駄のない着こなしを思い出してほしい。泥臭い捕虜収容所の中で、切り落としたスウェットにタイトなチノを合わせた彼の姿は、無骨でありながら猛烈にエレガントだった。実用を突き詰めた道具だからこそ、着る人間の個性を際立たせる。そのルーツを頭の片隅に置くだけで、適当に選んだチノパンとは一線を画す緊張感が着こなしに宿る。