なぜ不自然になる?プロが教える服のシワの描き方と劇的立体感を出す3つの法則

なぜ不自然になる?プロが教える服のシワの描き方と劇的立体感を出す3つの法則の背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

美術解剖学の分野で世界的に支持される「モルフォ人体デッサン」理論では、衣服のシワを力学的な性質に応じて「6つのひだ」に分類して解説しています。この分類法を頭に入れておくだけで、複雑に見えるシワのパターンを明快に整理できます。

衣服に現れる代表的なひだの構造は以下の通りです。

シワ・ひだの種類発生する物理的原因代表的な出現部位描画時の重要ポイントぶら下がりひだ2点の支点から重力で垂れ下がるマント、首元のドレープ、胸元緩やかなU字型のカーブを描く緊張ひだ(引っ張りシワ)関節の曲げや強い張力による引っ張り背中、脇の下、膝の裏側支点から直線的かつ放射状に伸ばす屈曲ひだ(たるみシワ)関節の内側で布が押し潰されて圧縮肘の内側、膝の内側、股関節山と谷が交互に重なり合う層を作る密着ひだ身体の起伏に布が強く張り付く肩のトップ、太もも、胸の頂点シワを描かず人体の立体ラインを露出落下ひだ布が重力で下方に集まり堆積するズボンの裾、オーバーサイズの袖口円筒が潰れたような厚みと段差を意識縫い目ひだ服の縫製ラインに沿って生じる歪み肩の切り替え、ジーンズの側面衣服のパターン設計に沿って配置する

シワの基本原理は「引っ張り(テンション)」と「たるみ(コンプレッション)」の2極に集約されます。ピンと張っている箇所には直線的なシワが走り、余った布が集まる場所には蛇腹状のたるみができるという連動関係を意識することが不可欠です。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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