中学生のソフトボールルール、一般と何が違う?2026年最新版を徹底解説
ソフトボール独自の戦術性を生み出しているのが、柔軟な選手交代を可能にする特有のシステムです。特に以下の3つの規定は、スコアブックの記入や采配において指導者・選手双方が完全にマスターしておく必要があります。
1. DP(指名選手)とFP(守備専門選手)の運用
野球の指名打者(DH)に似ていますが、ソフトボールのDP・FPルールはより高い柔軟性を持ちます。打撃を専門に行う「DP(Designated Player)」と、守備のみを担当する「FP(Flex Player)」を設定し、実質10人で試合を進めます。
DPはFPの守備位置に入ることが可能で、その際FPは一時的にベンチへ下がります(打順表上は9人となるが試合は続行可能)。守備力に課題がある強打者と、打力に不安がある好守備の選手を共存させられる極めて戦略的な制度です。
2. リエントリー(再出場)の権利
ソフトボールのリエントリー(再出場)ルールにより、先発出場した9人(DP・FPを含む場合は10人)は、一度ベンチに退いても1回に限り元の打順に再出場することができます。ただし、交代して出場した控え選手は一度退くと二度と出場できません。エース投手を一度ベンチで休ませ、終盤のピンチで再び登板させるといった采配が合法的に行えます。
3. タイブレークとコールドゲーム規定
7回を終了して同点の場合、8回以降は中学ソフトボールのタイブレーク規定が適用されます。無死二塁(ノーアウト2塁)の状況から攻撃を開始し、二塁走者には「前イニングで最後に打撃を完了した打者」が入ります。立ち上がりから犠打や進塁打を巡る緊迫した攻防が展開されます。
また、中学ソフトボールのコールドゲーム点差は原則として「3回終了時15点差、4回終了時10点差、5回以降7点差」と定められており、一方的な展開になった場合は即座に試合終了が宣告されます。