名作『レミー』のラタトゥイユに隠された裏設定と最高レシピの真実
本編の魅力を語る上で欠かせないのが、並外れた味覚と嗅覚を持つネズミのレミーと、料理の才能が皆無な見習いシェフ、アルフレード・リングイニという異色のコンビだ。髪の毛を引っ張ることでリングイニの体を操るという斬新でユーモラスなアイデアは、観客に爆笑と感動をもたらした。
料理の世界では絶対に相容れないはずの存在同士が、情熱と信頼で結ばれていくプロセス。その友情の到達点として提供されるのが、あのラタトゥイユである。誰でも素晴らしい料理人になれるという思想が、あの一皿に余すことなく凝縮されている。