マンションの「ドンドン音」はなぜ響く?無意識な歩き方と騒音対策

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住居側の構造面にも目を向ける必要がある。日本建築学会が提唱する「遮音等級」(L値)は、床衝撃音がどれだけ階下に伝わりにくいかを示す基準だ。建築業界では、スリッパのパタパタ音などの「軽量床衝撃音」と、人がドスンと跳ねるような「重量床衝撃音」に分けて評価される。

鉄骨造やRC造(鉄筋コンクリート造)の集合住宅であっても、重量床衝撃音を完全に消し去ることは極めて難しい。構造体がどれほど強固であっても、直貼りフローリングの部屋やスラブ厚が十分でない建物の場合、かかとから伝わるドスンという振動は構造体を伝って斜め下の部屋や壁面にまで響く。「コンクリートだから響かないはず」という過信が、無配慮な歩行を生む要因になっている。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。