作家・佐原ひかりの魅力と全貌!受賞歴から読むべき傑作小説まで
作家・佐原ひかりの原点にして最大の転機となったのが、第32回小説すばる新人賞を受賞したデビュー作『ブラザーズ・ブラジャー』(2026年刊行)です。選考会では、タイトルが放つキャッチーなインパクトだけでなく、思春期の繊細な心理と家族のあり方を描いた卓越した構成力が高く評価されました。
物語は、義理の兄がブラジャーを着用している姿を目撃してしまった女子中学生・ちとせの視点を軸に展開します。突飛なシチュエーションに見えながらも、決して奇をてらっただけのコメディには着地させず、「なぜ兄はブラジャーを着けるのか」「自分にとっての“普通”とは何か」という根源的な問いへと深化させていく筆力は圧巻でした。
単行本化されるや否や、全国の書店員や文芸評論家から大絶賛を浴び、読書メーターやブクログなどのレビューサイトでも「思春期の痛々しさと優しさが胸に刺さる」「笑いながら泣かされた」といった熱い感想が続出。新人離れした筆致は、一躍彼女の名を全国の読書好きに知らしめる決定打となりました。