プロ直伝!青い尻尾を傷つけず素手と罠で捕まえる神業スクープ
目の前を横切ったそのトカゲは、本当に「ニホントカゲ」なのだろうか。近年の爬虫類学(Herpetology)における遺伝子解析の進展は、日本のフィールドワーカーたちに大きな衝撃を与えた。かつて日本全国に広く分布すると信じられていた種は、現在では近畿地方から西部および四国・九州に分布するニホントカゲ(Plestiodon japonicus)と、東日本を中心に生息するヒガシニホントカゲ(Plestiodon finitimus)の2種に明確に分化されていることが定説となっている。
日本爬虫両棲類学会や国立科学博物館の研究発表によれば、両者の境界線は福井県から滋賀県、三重県、和歌山県を縦断するエリアに存在する。外見上の識別は極めて困難だが、側頭鱗の並びや遺伝的特徴は異なっており、生息環境の微細な好みの違いも報告され始めている。
ターゲットを捕獲するための第一歩は、彼らが「いつ、どこで熱を求めているか」を突き止めることだ。変温動物であるトカゲは、朝一番に石垣や倒木、側溝のコンクリート上で日光浴(バスキング)を行い、筋肉を駆動させるための適正体温まで身体を温める。午前8時から10時前後の時間帯こそ、彼らの警戒心がまだ解けきっていない最大のチャンスタイムとなる。