羽生結弦の歴代最高得点が残した衝撃!世界を震わせた伝説の舞台裏
氷上の高みを目指す過酷な争いは、アメリカの至宝ネイサン・チェンという強力なライバルの存在によってさらに過熱した。複数本の4回転ジャンプを武器に構成の限界に挑むネイサン・チェンに対し、羽生結弦は極限の技術難度と至高の芸術性を極致まで高めることで対抗した。
この二人の世紀の激闘は、国際スケート連盟(ISU)のルール改定や採点システムの再構築にも大きな影響を与えた。出来ばえ点(GOE)の評価幅が従来の-3〜+3から-5〜+5へと拡大された背景には、彼らが魅せた質の高いジャンプや演技を正当に評価する必要性が生じたからにほかならない。日本スケート連盟をはじめ世界のフィギュアスケート関係者は、この時代を「フィギュアスケートの黄金期」と評する。