【現地ルポ】国境の島が挑む「静かな革命」——2026年、対馬市でいま何が起きているのか?
2026年に世界的人気を博したゲーム『Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)』。そのブームは一過性の現象にとどまらず、2026年の今も世界中から熱心なファンを引き寄せ続けている。欧米や中東、南米からやってくる旅行者たちの目的地は、城井の浅湾を望む神社や、古代の防衛拠点である金田城(かねだじょう)跡の城壁だ。
「ゲームの画面で見たあの静寂と厳かな雰囲気が、そのままここにある」。アメリカのカリフォルニア州から訪れた男性は、浅茅(あそう)湾を見下ろす山頂でそう息をのんだ。対馬市観光物産協会もこの潮流を逃さず、英語やフランス語に対応した現地ガイドの育成を強化。ゲームの舞台となった歴史的背景を丁寧に解説するツアーが、欧米からの長期滞在者を増やす起爆剤となっている。