三木谷浩史の逆襲:赤字泥沼からの脱出と宇宙通信・Aiが拓く「2026年新時代」の全貌
日本国内での熾烈なシェア争いの裏で、別の巨大なビジネスが芽吹いている。それが、完全仮想化ネットワーク技術「Rakuten Communications Platform(RCP)」の海外展開だ。通信設備を専用ハードウェアではなくソフトウェアで制御するOpen RAN(オープンラン)技術は、世界の通信事業者から熱い視線を浴びている。
欧米やアジアの通信大手へのシステム供給や導入支援は、高粗利のストックビジネスとして成長。日本国内での「モバイル事業の実験場」として蓄積したノウハウが、世界中の通信コスト削減に寄与するソリューションとして外貨を稼ぎ出している。国内の赤字を叩かれていた時期にも、このグローバル展開の芽を着実に育てていた姿勢に、彼の真骨頂が見て取れる。