世界一硬いせんべい「かたやき」の正体!歯が折れる衝撃と正しい食べ方
日本全国に数ある硬質菓子の中で、名実ともにトップクラスの硬度を誇るのが三重県伊賀銘菓として知られる「伊賀かたやき」です。一般的な米菓(煎餅)とは異なり、主原料には小麦粉、砂糖、ゴマや青のりなどが用いられています。
その誕生は戦国時代にまで遡ります。過酷な任務を帯びて敵陣に潜入する伊賀忍者が、敵に見つからず長期間携行できる忍者保存食として開発した「兵糧丸(ひょうろうがん)」や携帯食が原型とされています。極限の状況下で腐敗を防ぎ、少量で効率よく糖分とカロリーを補給するため、徹底的に水分を抜いて焼き固める製法が確立されました。
「世界一硬いお菓子」と称される理由は、まさにこの極限の凝縮工程にあります。職人が手作業で生地を限界まで練り上げ、じっくりと時間をかけて焼き上げることで、内部の気泡を極限まで排除。結果として、現代のプラスチックや硬質木材に匹敵するほどの高密度な硬度が生み出されます。