志村けん「だいじょうぶ だ 太鼓」の秘密と名作コントの舞台裏
当時のバラエティ番組におけるコント撮影は、観客を入れたスタジオ収録が主流だった。生の笑い声を拾うなかで、あのでんでん太鼓の軽快な音はいかにして響いたのか。音響ミキサーやカメラマンとのアイコンタクト一つで、画面全体のテンポが即興的にコントロールされていた。
志村けんは観客の反応を皮膚感覚で捉え、太鼓を振る回数や間を変えていたという。アドリブのように見えて実は計算し尽くされた音と動きのフュージョン。それこそが、時代を超えて人々を魅了し続ける理由だ。