嵐「愛を歌おう」が伝説と呼ばれる理由|松本潤の演出と歌声の奇跡
SNSやファンのコミュニティにおける「愛を歌おう」の言及を分析すると、他の代表曲とは明らかに異なる傾向が見受けられます。ファンコミュニティや知恵袋、レビューサイトなどで散見される声を検証すると、以下のような生々しい評価が集まっています。
「イントロが流れた瞬間に鳥肌が立ち、涙が止まらなくなった」「大野くんの突き抜けるようなハイトーンは、CD音源よりもライブ映像のほうが迫力がある」「嵐のアルバム曲で最もスケールが大きく、聴き終わった後の余韻が映画を1本観たかのよう」といった、純粋な音楽的クオリティへの賛辞が圧倒的多数を占めています。
さらに現在、この楽曲の価値を一層際立たせているのが「サブスクリプション(音楽配信)での配信状況」です。嵐は2019年11月にシングル全曲のデジタル解禁を行い、世界的なストリーミング再生数を記録しましたが、オリジナルアルバムである『LOVE』は依然としてサブスク未解禁のままとなっています(ベスト盤『5×20 All the BEST!! 1999-2019』にも本作は未収録)。
スマートフォンで手軽に音楽を消費できるストリーミング全盛の現在において、「CDを再生する」あるいは「ライブDVD/Blu-rayをデッキにセットする」という能動的なアクションを起こさなければ聴くことができない環境が、逆説的に「愛を歌おう」のプレミアム感と神格化を加速させています。手軽に触れられないからこそ、作品としての純度と記憶が色褪せることなく守られているのです。