鳩胸とは?骨格の特徴や原因の真相・似合う服と治し方を徹底解説
医学用語で「Pectus carinatum(ペクトゥス・カリナートゥム)」と呼ばれる鳩胸とは、前胸部の中央にある胸骨およびそれに連なる肋軟骨が、前方に突出している状態を指します。呼吸器専門クリニックの臨床解説によると、胸郭全体の容積や形状が変形することで、胸板がまるで鳩の胸のように前へせり出して見えるのが特徴です。
胸部の変形疾患として双璧をなすのが、胸が内側へ陥没する「漏斗胸(ろうときょう)」です。両者の違いを理解することは、正確な自己把握において極めて重要です。
鳩胸の形態には、胸骨全体が均等に突き出る「対称型」、胸の片側だけが前方へ突出する「非対称型(第3型)」、さらに胸骨上部が突出するタイプなど複数のパターンが存在します。軽度であれば内臓への圧迫は極めて稀ですが、重度になると胸郭の柔軟性が低下し、激しい運動時の息切れや易疲労感を引き起こすケースがあります。
自宅でできる!鳩胸の見分け方セルフチェック
自分が鳩胸なのか、あるいは単に筋肉や皮下脂肪の厚みによるものなのかを判断する簡易セルフチェック基準は以下の通りです。
- 横向きのシルエット:直立して横から見た際、鎖骨下からバストトップにかけて胸骨中央が斜め前方へ鋭角に突き出している。
- 骨の感触:胸の中央(胸骨部分)を指で触れた際、皮下脂肪や筋肉の弾力ではなく、硬い骨そのものが皮膚のすぐ下で盛り上がっている。
- 下着・服の当たり:一般的なワイヤー入りブラジャーを着用すると、胸の中央の金具(前中心)が骨に強く当たって浮いてしまう、または赤く鬱血する。
- 仰向け時の形状:床に仰向けで寝転がっても、胸の中央の骨の高さが平らにならず、山のように突出したまま残る。