歩けるから大丈夫は危険!捻挫と骨折の決定的な見分け方と受診基準
Q1:捻挫か骨折かわからない場合、市販の湿布を貼るだけで様子を見ても良いですか?
A1:湿布だけで数日間様子を見るのは推奨されません。市販の冷感湿布はメントール成分などで「冷たく感じさせて痛みを紛らわせる」消炎鎮痛効果はありますが、組織の冷却や骨折の整復固定効果はありません。骨折や重度の靭帯断裂があった場合、初期の固定が遅れることで骨がずれたまま癒合したり、靭帯が緩んだりする原因になります。受傷翌日になっても腫れや歩行時の痛みが続く場合は、必ず画像診断を受けてください。
Q2:足首を捻ったあと、内出血が全く出ていなければ骨折の心配はありませんか?
A2:内出血が見た目に現れていなくても、骨折しているケースは十分にあります。骨折部が骨膜の内側にとどまる不全骨折や、関節腔の深部で生じた微小骨折の場合、出血が皮膚の浅い層まで上がってくるのに2〜3日かかることがあります。内出血の有無だけを安全基準にせず、骨を押したときのピンポイントの痛みや、体重をかけたときの響くような痛みの有無で判断してください。
Q3:初日のレントゲンで「骨に異常なし」と言われたのに痛みが2週間以上続きます。どうすべきですか?
A3:受診した整形外科を再訪するか、MRI設備のある専門病院で再検査を受けることを強くお勧めします。受傷直後のレントゲンでは写らなかった微細な剥離骨折、軟骨損傷、あるいは骨挫傷(骨の内部の微小骨折・内出血)が存在する可能性が高いです。また、完全な靭帯断裂に伴う関節の不安定性が生じているケースもあるため、「初日の診断」に固執せず、症状が長引く場合は精密な追加検査が必要です。