コーヒーで足がつる?夜中の激痛を防ぐ新常識と正しい飲み方

コーヒーで足がつる?夜中の激痛を防ぐ新常識と正しい飲み方とは一体何なのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

ここで正しく認識すべきは、「コーヒーを一口でも飲んだら足がつる」わけではないという点だ。健康スポーツ情報メディア『Melos』の専門家リポートでも指摘されているように、1日1〜2杯程度の適量摂取であれば、コーヒーそのものが筋痙攣の直接的な決定打になることは極めて稀である。

ネット上の極端な言説では「足がつるのはコーヒー中毒の証拠」「カフェインは筋肉の毒」といった短絡的な言説も見受けられるが、これは明らかな誤解だ。コーヒーに含まれるクロロゲン酸などのポリフェノールには優れた抗酸化作用や血流改善効果があり、適量の摂取であれば自律神経を刺激して活動性を高める恩恵もある。

問題となるのは、あくまで「摂取量」「時間帯」「体の状態」の掛け合わせだ。横浜市都筑区で地域医療に携わる「都筑こばやし整骨院」の臨床見解でも、以下の3条件が揃った時にコーヒーの飲み過ぎによる筋肉痙攣が頻発すると警告している。

1つ目は、「空腹時やデスクワーク中に水代わりとして連続摂取すること」。喉の渇きをコーヒーで潤そうとすると、血液の粘度が高まり、末梢神経への血流が一気に滞る。2つ目は、「デスクワークや立ち仕事による慢性的な筋肉疲労」。疲弊した筋肉は乳酸などの代謝産物を溜め込んでおり、そこに電解質の枯渇が重なると容易に過剰興縮を起こす。そして3つ目が、「加齢による筋肉量の減少と血管の柔軟性低下」だ。中高年以降は体内の水分保持能力そのものが低下しているため、若年層と同じ感覚でコーヒーを飲んでいると、より顕著にこむら返りとなって身体に現れる。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。