鼻詰まってないのに鼻声が続く原因とは?病気のサインと受診目安
Q1:鼻が通っているのに「開鼻声」になるのはなぜですか?
A1:発声時に喉の奥にある軟口蓋が正常に持ち上がらず、鼻と口の連絡路が塞がらないためです。鼻の通りが良いこと自体は健康な状態ですが、空気の遮断弁として機能すべき筋肉や神経の動きが不十分だと、本来口から出るべき音が鼻へと漏れ出し、気が抜けたような鼻声になります。
Q2:何科を受診すればいいですか?内科でも大丈夫ですか?
A2:必ず「耳鼻咽喉科」を受診してください。鼻声の診断には、細径の経鼻ファイバースコープを用いて上咽頭や副鼻腔の開口部、軟口蓋の挙上運動を直接観察することが不可欠です。内科の一般的な診察器具では鼻の奥深くまで確認することができず、原因が特定できないまま見過ごされる恐れがあります。
Q3:大人になってから突然アデノイド肥大や軟口蓋閉鎖不全になることはありますか?
A3:十分にあり得ます。アデノイドは成人では萎縮していることが多いものの、慢性的な上咽頭の炎症や免疫刺激によって成人でも腫脹が持続することがあります。また、軟口蓋閉鎖不全は脳梗塞や末梢神経炎(ギラン・バレー症候群等)の後遺症、重症筋無力症などの神経筋疾患、あるいは加齢に伴う筋力低下によって大人になってから発症するケースが知られています。