なぜ日の丸に酷似?パラオとバングラデシュの旗に隠された真実
ミクロネシアの青い海に浮かぶパラオ共和国。その国旗は、澄み渡るスカイブルーの地色に黄金色の満月を浮かべた美しい構成だ。一見すると「青い日の丸」に見えるが、描かれているのは太陽ではなく夜空を照らす「月」である。
月はパラオの伝統社会において、潮の満ち引きを司り、収穫や漁業の時期を告げる極めて神聖な存在だ。円の位置がわずかに旗竿側へ寄せて配置されているのは、風になびいた際に視覚的中心へ美しく収まるよう計算された結果である。スラングル・ウィップス・ジュニア大統領をはじめとする現地の指導層も、この旗が示す海洋民族としての自立と平和への誇りを国際社会に向けて語り続けている。