【獣医師解説】愛犬の肉球火傷!見落としがちな初期症状と救急対応
日差しが強まる季節、私たちが靴底越しに感じる熱気とは比較にならない過酷な環境に、犬の足元は晒されている。気象庁の観測データによれば、気温が32度前後であっても、日中の黒いアスファルトの表面温度は60度から65度近くまで跳ね上がる。
さらに深刻なのがアスファルト輻射熱だ。地面からわずか数センチから数十センチの高さで体を移動させる犬は、足裏の直接的な接触熱だけでなく、下から突き上げる強烈な熱風を全身で受け止めている。体感温度は人間の大人よりも遥かに高く、肉球の角質層は短時間の接触でも容易に熱ダメージを被ってしまう。