『大都会』の衝撃から現在へ!クリスタルキング激動の軌跡と真実
かつての確執や苦難を経て、両者はどのような境地に至っているのか。声を失うという絶望の淵から這い上がった田中昌之は、発声法を一から再構築し、深みと哀愁を増した唯一無二のハスキーボイスを武器に精力的なライヴ活動を継続している。往年の超高音とは異なる、人生の陰影を歌い上げる大人のボーカルは、今なお聴く者の心を激しく揺さぶる。
ムッシュ吉﨑もまた、「クリスタルキング」の看板を背負い続け、堂々たる低音ボイスでステージに立ち続けている。それぞれのフィールドで自らの音楽人生を全うする姿は、過去の栄光に甘んじるものではない。泥臭く歌い続けるふたりの表現者の生き様そのものが、本物のロックンロールを体現している。