熱と喉の痛みの原因は?インフル・コロナ・溶連菌の判別と受診目安
ネット上には「喉の痛みには総合感冒薬を飲んで寝ていれば治る」という言説が氾濫していますが、ここには重大な落とし穴が潜んでいます。
市販の総合感冒薬は、発熱、咳、鼻水、喉の痛みといった複数症状を広く浅く緩和するための成分配合になっています。しかし、喉の激痛の原因が溶連菌などの細菌である場合、風邪薬に含まれる解熱鎮痛成分で一時的に痛みをマスキングしても、体内の菌そのものを退治することはできません。原因菌が増殖を続け、結果として病状をこじらせる危険性があるのです。
さらに見落とされがちなのが、「抗原定性検査のフライング受診」です。発熱直後(発症から数時間以内)に医療機関へ駆け込んでも、体内のウイルス量が検出限界に達しておらず、コロナやインフルエンザの検査結果が「偽陰性」となってしまうケースが頻発しています。痛みが我慢できる範囲であれば、発症から12〜24時間ほど経過したタイミングでの検査が最も精度を高める鉄則です。