「当たり前のことを当たり前にやる」極意|一流が凡事徹底を貫く理由

「当たり前のことを当たり前にやる」極意|一流が凡事徹底を貫く理由を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

歴史的な名経営者やトップアスリートの足跡を辿ると、彼らが例外なく「基本の積み重ね」を信条としていたことが分かります。

パナソニック創業者である松下幸之助氏は、「雨が降れば傘をさす。これが当たり前の理(ことわり)や」という有名な言葉を残しました。困難な局面であっても奇策に走るのではなく、自然の摂理に従い、やるべき基本を淡々と積み重ねることこそが繁栄の源泉であるという教えです。また同氏は工場の清掃や挨拶の徹底を何よりも重視し、現場の隅々にまで気を配る姿勢を崩しませんでした。

スポーツ界における代表例が、元メジャーリーガーのイチロー氏です。彼は毎日のウォーミングアップや打撃フォームの確認、試合後のグラブ磨きを決して怠りませんでした。自著やインタビューでも「特別なことをするために特別なことをするのではない。普段どおりの当たり前のことを積み重ねることで、特別な自分になれる」という趣旨の告白を残しています。

トヨタ自動車が世界に誇る「トヨタ生産方式(TPS)」の根底にあるのも、整理・整頓・清掃・清潔・躾という「5S」の徹底です。世界最高峰のハイテク産業であっても、その土台を支えているのは、靴箱の靴を揃えるような人間味あふれる基本動作の集積です。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。