偏差値73の都立西高校野球部が西東京で強豪私学を脅かす理由
高校野球ファンの間では「西高は甲子園に出たことがあるのか」という疑問が度々語られますが、公式記録上の都立西高校甲子園出場歴は、春夏ともに「0回」です。1980年夏に都立国立高校が成し遂げた「都立高校史上初の甲子園出場」という奇跡の再現を目指し、西高校も半世紀以上にわたり挑み続けています。
都立西高校野球部歴代戦績を振り返ると、夏の西東京大会においてシード校を撃破して4回戦(ベスト32)や5回戦(ベスト16)へ進出した実績が幾度も刻まれています。1940年代〜50年代の旧制府立十中時代から脈々と受け継がれる「文武二道」の精神は、強豪私立がひしめくトーナメントの壁に阻まれながらも、決して途切れることはありませんでした。
近年でも、終盤まで緊迫した1点差ゲームを展開し、甲子園経験校を土俵際まで追い詰める試合を何度も演じています。これら都立進学校甲子園への挑戦の軌跡は、単なる勝敗を超えた感動を高校野球ファンに与え続けています。