水前寺清子『涙の渡り鳥』誕生秘話と愛され続ける昭和歌謡の真相
『涙の渡り鳥』の爆発的なヒットは、レコードの枠を飛び越え、当時の巨大メディアであった映画界をも即座に動かしました。レコード発売からわずかな期間で松竹による映画化が決定し、同名タイトル『涙の渡り鳥』としてスクリーンに登場。水前寺清子本人も劇中に登場して圧倒的な歌声を披露し、映画館に詰めかけた観客を熱狂させました。
この大ヒットの勢いは止まらず、翌1965年末の『第16回NHK紅白歌合戦』への初出場という快挙を成し遂げます。紅組のトップバッター格として堂々と『涙の渡り鳥』を歌い上げた水前寺清子の姿は全国のお茶の間に強烈なインパクトを残し、ここから前人未到の紅白連続出場記録(通算22回連続出場)の伝説が幕を開けました。