実家で発見した昔の圧力鍋は使える?爆発の危険性と安全基準を徹底検証
現在市販されている圧力鍋と数十年前に製造された鍋を分ける最大の境界線が、安全基準を満たす認証マークの有無です。日本では2000年10月に消費生活用製品安全法が改正され、圧力鍋(家庭用圧力なべ)は特定製品に指定されました。現在はこの法律に基づく国の技術基準に適合した「PSCマーク」の表示がない製品は販売できません。
さらに、製品安全協会が定めた厳格な基準をクリアした製品には「SGマーク」が付与されています。現代のPSC・SGマーク付き圧力鍋には、以下の安全機能が標準装備されています。
・安全ロック機構:内部に圧力が残っている間は、フタが物理的に開かないロックがかかる。
・多重安全ベント:メインノズルが詰まっても、パッキンの隙間や予備安全弁から安全に蒸気を逃がす。
・誤開閉防止ピン:フタが完全に正しい位置で閉まっていないと圧力が上がらない。
実家で見つかった鍋の底面や側面にPSCマークがない場合、2000年以前の旧安全基準で作られた鍋である証拠です。これらの旧型製品には誤開放を防ぐロックピンがないものが多く、使用者の誤操作をカバーするセーフティネットが極めて貧弱です。