「勿忘」の正しい読み方と意味は?漢文の由来や名曲に宿る切ない真実
漢字二文字で構成される「勿忘」は、文脈や用途によって複数の読み方が存在します。現在、日本のポピュラーカルチャーにおいて最も広く浸透している読み方は「わすれな」です。
とりわけ、3人組バンドAwesome City Club(オーサム・シティ・クラブ)がリリースしたバイラルヒット曲のタイトルが『勿忘(わすれな)』であったことから、若い世代を中心にこの読み方が一気に定着しました。
一方で、伝統的な漢字の音訓や古典的な文脈に目を向けると、以下のような読み方に分類されます。
・訓読み(慣用):わすれな(「勿忘草」からの派生)
・漢文訓読(書き下し):わするるなかれ / わするることなかれ
・音読み:ぶぼう / ぼつぼう
日本語の辞書において単語単体で「わすれな」という読みが掲載されているケースは稀ですが、植物の「勿忘草(ワスレナグサ)」を筆頭に、詩歌や楽曲タイトルなどの芸術表現において「勿忘=わすれな」と読ませる当て字的な慣用表現が定着しています。