カフティーポンプの操作とアラーム対処法|費用・保険適用を徹底解説
テルモが開発した小型輸液ポンプ「カフティポンプ」(現行主力機種「カフティプラス」など)は、在宅中心静脈栄養(HPN:Home Parenteral Nutrition)を安全に継続するために設計された医療機器です。消化管の術後や炎症性腸疾患、悪性腫瘍の終末期などで十分な経口摂取が困難な患者に対し、心臓に近い太い静脈(中心静脈)へ留置したカテーテルを通じて高カロリー輸液を24時間あるいは間欠的に注入します。
据え置き型の大型輸液ポンプと異なり、カフティポンプの最大の特徴は手のひらサイズの軽量コンパクト設計にあります。専用ポーチやリュックに収納して肩から掛けることで、点滴をつないだ状態のまま家事や散歩、通院などの日常生活を維持できます。内部には精密なマイクロステップモーターと光学式・圧力式の各種センサーが搭載されており、微量な薬剤であっても設定された流量(mL/h)を正確に送り出す制御が行われています。
本体は患者自身や家族が在宅で管理することを前提に作られており、視認性の高い液晶パネルと大型操作ボタン、音声や警告音によるナビゲーション機能が備わっています。しかし、その利便性の裏には、厳格な衛生手技と適切な機器管理が求められるという前提が存在します。