コーギーの尻尾を切る理由とは?断尾の歴史と「しっぽあり」急増の真相
ペットショップやSNSにおけるコミュニティでは、近年のコーギー事情に明確な地殻変動が起きています。かつては「コーギーといえば丸いお尻」というイメージが一辺倒に共有されていましたが、InstagramやX(旧Twitter)では「#しっぽありコーギー」「#有尾コーギー」といったハッシュタグの投稿が日常化し、豊かな感情表現を支持する声が急増しています。
取材に応じた関東近郊のシニアブリーダーは、次のように現場の実情を語ります。
「以前は生後すぐに断尾しなければ『これではコーギーとして売れない』とお叱りを受ける時代もありました。しかし現在では、出産前から『尻尾を切らないでほしい』と事前予約されるお客様が半数近くを占めています。子犬に無用な痛みを与えたくないという意識は、ブリーダー側の共通認識にもなりつつあります」
飼い主側の意識調査や知恵袋等のコミュニティ検証でも、「感情に合わせてブンブンとしっぽを振る姿が愛おしい」「断尾の痛みを伴うくらいなら、ありのままで迎えたかった」という肯定的なリアクションが主流を占めるようになりました。かつての外見至上主義から、犬本来の身体構造とウェルビーイングを尊重する成熟した飼育文化へとシフトしています。