韓国旅行2泊3日の費用総額は?2026年最新の予算内訳と高騰の真相
「韓国=日本より安く遊べる国」というイメージを持ったまま渡航した旅行者が、現地のレジで支払額を見て息をのむケースが後を絶ちません。このギャップが生じている背景には、構造的な経済変化が存在します。
韓国統計庁が発表する消費者物価指数(CPI)の推移を見ても明らかな通り、ソウル市内の外食物価はここ数年で急激な上昇を記録しました。以前は1本2,000〜2,500ウォン程度で手軽につまめた軽食のキンパ(韓国風海苔巻き)は、現在チェーン店で4,000ウォン〜5,500ウォン(約450〜620円)が標準相場です。夕食の定番であるサムギョプサルも、1人前(150g〜180g)あたり18,000ウォン〜21,000ウォン(約2,000〜2,400円)が当たり前となり、2名で肉を2〜3人前頼んでビールを飲めば、1食だけで簡単に7,000円〜8,000円を超えていきます。
さらに見逃せないのが「カフェ文化」の高級化です。若者に人気の聖水洞や漢南洞(ハンナムドン)に立ち並ぶコンセプトカフェでは、アメリカーノ1杯で5,500〜6,500ウォン(約600〜730円)、シグネチャーのペイストリーやクロッフルを添えれば1回の入店で1人あたり1,500円〜2,000円が飛んでいきます。1日に2軒のカフェを巡り、ランチとディナーをしっかりとるだけで、1人1日あたりの飲食費は容易に7,000円を突破します。
かつてのように「1万円両替したら10万ウォン以上になり、お釣りで財布が膨らんだ」という強烈な為替マジックはもはや過去の遺物です。日韓の最低賃金や平均賃金水準の差が縮まり、外食・宿泊サービスにおいてはむしろソウル中心部の方が東京よりも体感価格が高い分野も少なくありません。「物価は日本と同等、もしくは品目によっては日本以上」という認識のアップデートが不可欠です。