田中聖の覚醒剤事件と裁判の真相|実刑服役と2026年現在の出所動向

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一連の事件において、常にメディアや世間の注目を集めてしまったのが、実弟でありSixTONESの人気メンバーである田中樹の存在です。「田中聖の弟・田中樹への影響」を巡っては、逮捕のたびにSNSやネット掲示板で過熱した議論が巻き起こりました。

兄が逮捕された当時、SixTONESはCDデビューから快進撃を続け、ドーム公演や紅白歌合戦出場を果たす重要な局面にありました。一部では「グループの活動に支障が出るのではないか」「CM契約が見送られるのではないか」といった懸念が囁かれたものの、田中樹本人は一切の動揺を公の場で見せることなく、プロのエンターテイナーとしてステージに立ち続けました。

知恵袋やSNS上では「兄弟なんだから助けてあげるべきだったのでは」「家族は見捨てたのか」といった心ない憶測も見られましたが、これは薬物依存という病気に対する重大な誤解です。

田中樹をはじめとする家族は、かつて田中聖の更生を信じ、身元引受人や生活支援を試みてきました。しかし、依存症治療の現場において、家族が金銭的・生活面で手を差し伸べ続けることは、本人が自らの病気と向き合う機会を奪う「イネーブリング(結果的に依存を助長する行為)」になりかねません。距離を置き、司法の場に委ねる選択をしたことは、家族にとっても断腸の思いであったと同時に、自立を促すための不可欠な防衛策であったと言えます。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。