舞い上がれ反省会はなぜ過熱した?脚本家交代の余波と賛否の真相
ドラマの最終盤、物語は東大阪の技術を結集した「空飛ぶクルマ(eVTOL)」の開発事業へと舵を切ります。なにわバードマン時代の先輩・刈谷(高杉真宙)や玉本(細川岳)の再登場に胸を熱くするファンがいた一方、一部からは舞いあがれ空飛ぶクルマは唐突ではないかという戸惑いの声が上がりました。
リーマンショックからコロナ禍、そして2027年の近未来へと時代が一気に加速したことで、「これまでの地に足の着いた町工場ドラマから、一気にSF的な話に飛躍した」と感じた視聴者も少なくありませんでした。
しかし、最終回と伏線回収の評価という点では、極めて美しい円環構造を描き切ったと言えます。幼少期に自分を変えてくれた五島列島の風、人力飛行機スワン号で挑んだ空、IWAKURAのネジが支えた機体、そして島民を運ぶ空飛ぶクルマ「かささぎ」の操縦桿を握る舞の姿。夢の形を変えながらも「空を通じて人を繋ぐ」というテーマは見事に着地しました。