猫が暴れるNgな持ち方とは?愛猫が落ち着く正しい抱き方を徹底解剖

猫が暴れるNgな持ち方とは?愛猫が落ち着く正しい抱き方を徹底解剖についての真相を徹底解説します。

ネット上の古い情報や一部の動画を鵜呑みにして、危険な持ち方を日常的に続けてしまっているケースが後を絶ちません。特に以下の2つの行為は、獣医学的な見地からも直ちに是正すべき重大なNG例です。

1. 「首の後ろをつまむ(ピアキャット)」の致命的な危険性

「母猫が子猫の首根っこを咥えて運ぶから、首の後ろをつまめば大人しくなる」という俗説がありますが、これは成猫に対して絶対に行ってはならない危険な行為です。子猫の体重(数十〜数百グラム)であれば首の皮膚への負担は限定的ですが、成猫の体重(3〜5kg以上)を首の後ろをつまむ危険性に晒すと、局所に強烈な牽引力がかかり、頸椎の損傷、皮膚の裂傷、窒息のリスクを招きます。

成猫が首をつままれて動かなくなるのは「安心している」のではなく、過度の恐怖と苦痛による「凍結反応(擬死・パニックによる硬直)」に過ぎません。強い精神的トラウマとなり、飼い主に対する防衛的攻撃行動を引き起こす主因となります。

2. 脇の下だけを持つ「人間赤ちゃん風」のNGリフト

両脇に手を入れてぶら下げるように持ち上げる脇の下を持つNG抱っこも極めて危険です。猫の前肢帯は鎖骨が退化しており、筋肉だけで体幹に接続されています。脇の下だけで体重全体をぶら下げると、肩甲骨周辺の靭帯や胸郭に過度な荷重がかかり、関節炎や呼吸困難を引き起こす恐れがあります。お腹を完全に無防備な状態で晒す姿勢も、猫に強い心理的パニックを与えます。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。