松方弘樹の遺産と数億借金の真相|仁科克基ら実子の相続放棄と愛人劇

話題沸騰中の 松方弘樹の遺産と数億借金の真相|仁科克基ら実子の相続放棄と愛人劇について、多角的な視点をご紹介しています。

ネット上の噂や芸能コミュニティで長年誤解されてきたのが、「事実婚関係にあった元女優・山本万里子さんが巨額の遺産を独占したのではないか」「隠された公正証書遺言があるのではないか」という憶測です。しかし、日本の民法が定める現実は冷徹そのものでした。

松方さんと山本さんは、仁科亜季子さんとの泥沼の離婚劇を経てから約20年間にわたり生活を共にし、松方さんが倒れてから息を引き取るその瞬間まで献身的な看病を続けました。実質的な妻であったことは誰もが認める事実です。しかし、2人は最後まで婚姻届を提出せず、事実婚(内縁関係)のままでした。

日本の現行法において、内縁の配偶者にはいかなる法定相続権も認められていません。もし山本さんに財産を遺すのであれば、「遺贈する」旨を明記した有効な遺言書の存在が絶対条件でした。ところが、関係各所の調査や親族側の確認によっても、法的に有効な遺言書は発見されませんでした。一部で「生前贈与や秘密裏の信託があったのでは」と詮索されましたが、そもそも松方さんの手元に流動資金が残っていなかったため、山本さんが莫大な資産を受け取ったという噂は完全な事実無根です。

皮肉にも、法律上の配偶者でなかったこと、そして遺言書がなかったことが、山本さんを「数億円の借金を背負わされる危機」から救う結果となりました。もし下手に遺産を受け取る権利を持っていれば、押し寄せる債権者からの取り立てに直面していた可能性すらあったのです。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。