「いのちの電話は意味ない」の真相|繋がらない理由と酷評の背景
精神的な危機が訪れた際、1つの窓口だけに固執することは極めて危険です。厚生労働省がポータルサイト「まもろうよ こころ」などで案内しているSNS相談窓口(LINE・ウェブチャット)は、現代のコミュニケーション様式に最も適した選択肢として機能しています。
NPO法人自殺対策支援センターライフリンクや特定非営利活動法人東京メンタルヘルス・スクエアなどが受託・運営するLINE相談では、スマートフォンからQRコードを読み込むだけで即座にエントリーが可能です。深夜帯のベッドの上で涙が止まらない時や、同居人に声を聞かれたくない状況でも、文字を介して心の内を吐き出すことができます。受付開始直後は混み合うものの、待機列に入れば順番に案内されるシステムが導入されており、電話のように「永遠に話し中で弾かれる」という理不尽なストレスが軽減されています。
また、いのちの電話の受話率が相対的に高まる傾向があるのは、平日の午前10時前後や午後2時〜4時といった日中の時間帯です。夜間(20時〜翌2時)は発信数が跳ね上がるため、どうしても電話で肉声を聞いてほしい場合は、時間帯をずらしてアクセスするか、24時間年中無休でフリーダイヤル運用を行っている「よりそいホットライン(0120-279-338)」に優先して接続を試みるのが現実的な自衛策となります。