世界最大の熊はどれ?現存頂点と1トン超え絶滅種の真実【2026最新】
現存種の記録を遥かに凌駕するのが、約1万年前の氷河期末期まで北米に君臨していた史上最大のクマ 絶滅種、ショートフェイスベア(学名:Arctodus simus)です。
古生物学の研究チームが復元した骨格モデルによると、ショートフェイスベアは現生種に比べて極端に長い四肢と短い鼻面を持ち、直立時の全高は約3.8〜4.0メートルに達しました。四足歩行の状態でも肩高が1.8メートル近くあり、成人の視線を見下ろす圧倒的体格を誇ります。推定体重は最大で約1,200kg。その俊足を生かしてバイソンや巨大ヘラジカを追いつめるプレデター、あるいは他の捕食者から獲物を奪い取るスカベンジャーの頂点として生態系に君臨していました。
さらに2011年、アルゼンチンの古生物研究チームが発表した論文によって世界を驚愕させたのが、南米に生息していた同系統の絶滅種アルクトテリウム・アングスティデンス(Arctotherium angustidens)です。発見された上腕骨の骨密度とサイズから算出された体重は1,588〜1,749kgと推定され、四足歩行時の肩高だけでも2メートルを超えていたと推測されています。これらは地球上の陸生食肉哺乳類が到達した物理的限界サイズとされています。