なぜMrsで青リンゴ?ミセスグリーンアップルの名前の意味と由来

なぜMrsで青リンゴ?ミセスグリーンアップルの名前の意味と由来の重要なポイントについて、専門知識を基に徹底解説します。

Mrs. GREEN APPLEのバンド名の由来は、結成の年である2013年春、メンバーが集まったファミリーレストランの席での会話に遡ります。当時高校生だった大森元貴を中心に結成されたバンドは、まずバンド名を決めるにあたり「誰もが覚えやすく、耳に残るキャッチーな言葉」を模索していました。

そこで最初に浮上したのが「GREEN APPLE(青リンゴ)」というモチーフでした。赤く熟したリンゴではなく、あえて未熟な「青リンゴ」を選んだ理由について、大森元貴は当時のインタビューや自著などで「赤く熟す前の青リンゴのように、いつまでも初心を忘れず、未熟さを抱えたまま成長し続けたい」という明確な意味を込めたと明かしています。常に未完成であり、変化と進化を恐れないという決意表明でした。

しかし、「GREEN APPLE」だけでは爽やかすぎる、どこかありきたりな印象を与えてしまうという懸念が残りました。そこで大森が提案したのが、頭に「Mrs.(ミセス)」を付けるというアイディアでした。なぜMr.ではなく「Mrs.」だったのか——そこには、大森元貴ならではの鋭い美意識が存在していました。

「Mrs.」という既婚女性への敬称を冠することで、男性的で尖ったロックバンドのイメージを中和し、中性的な柔らかさや上品な温かみ、どこか引っ掛かりのある違和感を生み出す狙いがありました。英語圏でも珍しい「ミセスで青リンゴ」という組み合わせは、男女問わず幅広い層に受け入れられるポップスを目指す彼らの指針そのものだったのです。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。