ブローホールとは?溶接欠陥の原因とピットとの違い・対策を徹底解説
Q1:ブローホールが発生した溶接部は、そのまま使用しても問題ありませんか?
A1:原則として強度が低下するため放置は危険です。非破壊検査規格等で定められた許容範囲内の微細な単一気孔であれば許容されるケースもありますが、耐圧部や動的荷重がかかる重要部位では、グラインダー等で完全に削り取った上で再溶接補修を行う必要があります。
Q2:シールドガスの流量を多めに設定しておけばブローホールは防げますか?
A2:逆効果になる場合があります。流量が多すぎるとノズル出口で乱流が発生し、かえって周囲の大気を溶融池内に巻き込んで気孔の発生を助長します。取扱説明書や施工要領書に記載された適正流量(一般的には15〜25L/min程度)を厳守することが重要です。
Q3:アルミ溶接で特にブローホールが出やすいのはなぜですか?
A3:アルミニウムは溶融状態における水素の溶解度が極めて高く、凝固時に溶解度が約20分の1へと激減する特性を持つためです。さらに強固な酸化皮膜(アルミナ)が水分を吸着しやすいため、ステンレスや普通鋼以上に徹底した脱脂・皮膜除去と高品質なアルゴンガス管理が求められます。