職人が手塩にかける伝統菓子!日本唯一の金平糖専門店を徹底解剖
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一粒の金平糖が完成するまでに要する期間は、およそ2週間から16日以上。斜め傾斜の回転釜に入れたイラコ(もち米の核)に蜜を掛け続け、釜をゆすりながら乾燥とコーティングを幾重にも繰り返す。少しでも蜜の濃度や釜の温度が狂えば、美しい角(ツノ)は形成されず、途中で丸い玉になってしまうという繊細さだ。
特筆すべきは、本来は結晶化が極めて困難とされる素材への挑戦だ。果汁や抹茶、チョコレート、さらにはお酒に至るまで、油分や酸味を含む材料は砂糖の結晶化を著しく阻害する。これを形にするのが同店に伝わる秘伝の技術。職人が釜に打ち込まれる蜜の音の変化を聞き分け、手で手触りを確認しながら完璧なタイミングで工程を進めていく。